漫画「赤胴鈴之助」のモデルになったともいわれる、江戸後期の剣豪・千葉周作が北辰一刀流の剣術を指南する玄武館と、儒学と詩文を教える東条一堂の瑶池塾が近くにあり、昔からこのあたりは武芸や学問を学ぶことが盛んだった場所でした。この碑にあるように明治15年に火災で焼けた二つの小学校名の頭文字をとり「千桜小学校」が創立されました。110年以上の歴史を経て平成5年に近隣の神田小学校などと一緒になり、今は神田司町に場所を移し「千代田小学校」になっています。学校の跡地は再開発され高層マンションが立っていますが、かつては日本橋三越のおもちゃ売り場や秋葉原の電気街が遊び場所だった「神田っ子」で賑わう小学校だったそうです。